トップページ 写真展示室 機材の紹介 etcコーナー 不定期日記 写真投稿掲示板 リンク

PENTAX Z-50P

動機など

 コシナのC1sを壊してしまって修理に出し、MEは故障中で使用不可で当分修理にだす気もないと使用できる一眼レフが一台もない状態になったので代わりの一眼レフを買いにいきました。当初はZ-5PやらZ-1を想定していたのですが、あまり金がないことに加えてSFX-Nも衝動的に買いたくなったので1万円で売られていたZ-50Pを出してもらいました。ネットで事前にZシリーズについては調べていて、Z-50Pは使えそうな機種だとは思っていました。ですが、ペンタミラーのファインダーだということが気にかかっていたのですが、店頭で見るとそんなに悪くないのであっさりZ-5PとかZ-1というZシリーズの上位機種はあきらめて普及機種にしました。

 ちなみに、同時にリコーのXR-XとXR10Pも店頭で触ったのですが、将来の購入リストに追加しておきます(笑)
 XR-Xはシャッター優先時とマニュアル露出時に使用するボタンが押しにくいのと触った個体の露出計が狂っていたので見送りました。しかしファインダー(方眼マットスクリーンに変更してありました)はなかなか良かったですしファインダー内表示もなかなかよさげでした。
 10Pはシグマの標準ズームがセットになってたのが気に入らなくて購入見送りました。あと、明るい所だとファインダー内表示が見難いのはXでした。が、なかなかよさげ。
 XR-Xの機能を一部省いたというXR10Mでも今度はさがそうかと思った次第(笑)

使用感など

 まず、見た目は非常にかっこよいカメラだと思います。同じZシリーズといっても大柄なZ-1やZ-5と違って小柄でペンタ部もスマートでかっこよいと思います。重さも520gと軽すぎず重すぎずでちょうど良いくらいの重さです。SFシリーズに引き続いて採用されている2リンク式のリトラクタブルストロボとペンタ部の液晶表示・グリップ部のホットシューもだいぶスマートに感じられて良いと思います。小型の普及機種にしてはグリップが太くて持ちやすい形でもあると思います。

 設定はスイッチ方式ですがレンズのAポジションを使用しない場合は絞り優先かマニュアル露出かバルブかを選ぶだけなので特に混乱はしません。ただし、シャッターボタン上方のダイアル上のスイッチが実はダイアルじゃないというのはちょっと困惑します。また、感度設定がDX情報を利用した自動設定のみなのは増減感時などに不便です。
 ペンタ部の液晶ディスプレイは大型で見やすいですがライトなしなので夜間撮影時にはファインダー内を見ないと確認しづらいです。

 AF機能はMFレンズしか手元にないので良くわかりませんが、35mmAFSLRではあまり評判の芳しくないペンタックスの普及機種でしかもそこそこ古い機種なので期待は出来ないかとは思います。

 ファインダーはペンタミラー使用でちょいと暗めですがピントの山もちゃんとつかめるので問題なしです。実機みる前は昔使ってたNewEOSKissのペンタミラーの使えないファインダーが念頭にあったのでちょっぴり感動しました(笑)
 ファインダー内表示はプラスマイナス3段分のバーグラフも完備されていて普及機と考えると不満はでないです。ファインダー右側に出っ張ってる表示部を問題視する方もいますが少しカメラを左右すれば解決することなので気にならないです。
 パノラマに対応ということでスクリーンに2本の線がひいてありますが、水平出しに利用できて便利です(笑)意図的に遊んでみる時以外はパノラマなんて本当に不要な物ですけどね。

 作動音は意外と静かですし、ミラーの戻りも普及機にしては素早くて気持ちのいいレスポンスを実現してると思います。秒2コマのモードラも普及機では十分速いです。

 測光方式はレンズにAポジションがあるかないかと露出モードの組み合わせで決まりますが、マニュアル露出時にはスポット測光となり、それ以外は分割測光か中央重点測光となります。
 AEロックがないのでじっくりと露出を決定したい時や輝度差のある被写体撮る時にはマニュアル露出となるのですがこれが非常にいいのです。AE時に露出補正ボタンとして使われているボタンをマニュアル露出時に押すと瞬時に適正となる露出値に設定されます(ハイパーマニュアル機能)。Aポジションのあるレンズではシャッター優先的にも絞り優先的にも使え、AポジションのないレンズやAポジション以外では絞り優先的に使用できます。加えてマニュアル露出時にはスポット測光でファインダーにはプラスマイナス3段分のバーグラフがあるのでフィルムのラチチュードがプラス側に1〜2段でマイナス側に1段ほどあることを念頭に置いとくとハイエストライトをどこにしてディープシャドーをどこにするかということが決めることが比較的に楽に決められる訳ですね。加えてハイパーマニュアル機能で瞬時に絞りなりシャッター速度を決められるので便利なのです。ただし、私自身はまだ使いこなせていないのですが、使いこなせるようになるといい機能ですし普及機でここまで高度な機能が使えるのは非常に嬉しい事です。
 シャッタースピードは30秒から1/2000までで大抵の使い方では不満はでないと思います。ただ、シンクロスピードが1/100以下なのはちょいとマイナスです。

感想

 予想外にいいカメラです。客観的にみてもカッコは悪くないカメラですし、サイズや重量は手頃で、レスポンスも悪くない上にハイパーマニュアルの応用性の高さも特筆できると思います。普及機なのに初心者(含む私)に使いこなせるのかよ!ってツッコミも入れたくなるかも?
 足りないのはAF性能(推測)と連写性能なんでスポーツやら車・電車・ヒコーキはきついかもしれませんが、それ以外にはきっちり対応できる懐の深いカメラだと思います。というか、ファインダーが多少良くない(EOSに比べれば全然マシ)事を除けば私が触ってきたカメラの中で一番気軽且つバランスのいいカメラかも?EOS5がでかくなければ一番いいカメラだったと素直に言えるんですけどね(笑)

おもな仕様
  • TTLストロボ内蔵 TTLAE AF 35mm一眼レフカメラ
  • KAF2マウント(K・KA・KAF・KAF2レンズに対応)
  • パノラマ対応
  • 6分割測光(KAレンズ以降使用可)・中央重点測光・スポット測光
  • プログラムAE(KAレンズ以降使用可)
    シャッター優先AE(KAレンズ以降使用可)
    絞り優先AE・マニュアル露出
  • ファインダー視野率92% 倍率77% ペンタミラー使用
  • シャッタースピード30秒〜1/2000(無段階調節) シンクロスピード1/100以下
  • AFは中央一点測距 動体予測可
  • 連写時には約2コマ/秒のモータードライブ
  • 露出補正は1/2ステップで-3〜+3まで ブラッケットは使用不可
  • 内蔵TTLストロボはGN13で28mmをカヴァー
  • 感度設定はDXのみISO25-5000 DX情報のないフィルムはISO100に固定
  • 幅146mm 高さ93mm 厚さ69.5mm 重量520g
  • 電源2CR5

トップページ 写真展示室 機材の紹介 etcコーナー 不定期日記 写真投稿掲示板 リンク

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送