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ASAHI PENTAX MX(銀・前期型)

動機など

 地元の中古屋巡りしていたらキタムラでそこそこ程度のよさそうなMXを発見してしまい、衝動買いをしてしまいました。
 私はMEのコンパクトだけども金属製で適度な重量のある感触が好きです。ですが、所有しているMEは壊れてしまっています。修理はペンタックスに特化している修理業者でしたら出来そうですが、絞り優先AEオンリーの機種の癖して露出補正がやりにくくてAEロックも出来ないという点が致命的に思えて放置していました。そこで、同じようにコンパクトながら金属製でマニュアルもできるMX・LXには前から注目していたんですね。
 そういう訳で、見つけた瞬間、店員に言ってショーケースから出してもらって品定め→会計となりました(笑

使用感など

 MEよりも多少サイズが大きいのですけれども、さすがMシリーズということで35mmSLRではコンパクトさでは最高ランクですね。パンケーキタイプのレンズをつければコートのポケットには十分入りますね。
 AF機やモードラ付MF機に比べるとグリップもなく高さもないので手の大きい人には非常に持ちづらいかと思いますが、私は手が小さいのでどうにかなります。スーパーAやキヤノンA-1のような小さい指がかりがあるだけでも持ちやすくなるんでしょうけど、MXより後に出た機種と比較するのは意味がないですし、ワインダーやらモータードライブを付ければいいことですね。

 操作系は昔の機械式カメラなのでオーソドックスなもので慣れている方ならマニュアルはいらないと思います。とはいえ、セルフタイマーのスタートがレリーズボタンでなくセルフタイマーレバーで隠れている小さなボタンでスタートさせるのは最初には気づきませんでした。また、セルフタイマーレバーがプレビューレバーを兼ねている事は事前に調べてありましたので戸惑いませんでしたが、少し分かりづらいかもしれません。

 ファインダーは結構暗くてF3.5だとかなり見難く、F2.8でもざらつきます。ピントのヤマ自体はつかみやすいと思います。スクリーン交換式ですのでLXの物にすると明るくなるそうですが、周囲が暗くなるとか何とか?
 ファインダー表示はかなり充実していて絞り直読窓にシャッタースピードの表示に5個のLEDで露出表示となっています。5個のLEDの表示は使い勝手が良いです。ただし、LEDの輝度が低いのは難点です。
 視野率は95%で倍率は0.97倍(マイナーチェンジ後は0.95倍)とまずまず良好です。ただし、眼鏡をかけていると少しけられるかもしれません。


だいたいこんな感じの表示です。上部が絞り直読窓で右側にシャッタースピード表示ダイアルと5個のLEDが縦に並んでいます。真中のLEDが適正を意味していています。表示範囲は+1から-1で同時点灯もあるので、LED式ですが微妙は判定もできるかも?

 レリーズ時のショックや音ですけど、ミラーショックはペンタックスらしくそこそこ大きくて音も甲高いです。ただし、布幕横走りシャッターなのでトータルでは酷くはないと思います。巻き上げは分割巻き上げ出来ますが巻き上げ角が結構大きい上に感触は良くないです。また、私の個体だけかもしれませんけども、特に巻き上げ初めに引っ掛かりを感じてスムーズな感触ではありません。巻き上げに関連したトラブルが多い機種のようなので丁寧な扱いが必要かもしれません。

 測光方式は中央重点式で機械式シャッターという事もあり、測る場所やら補正を常に意識しなければならないと思います。シャッターは1〜1/1000秒で設計された時代を考えれば無難なレベルですが今日的な尺度で考えるとはなはだ貧弱なレベルだとは思います。シンクロスピードは1/60秒より遅いスピードで布幕横走りシャッターではこんな物だと思いますが、日中シンクロの自由度は皆無といってもいいかもしれません(笑

感想

 ボディーサイズこそが第一の性能とも呼ぶべき機種ですね。また、ファインダー内の表示も高ポイントだと思います。また、機械式ならではの電池の持ちもポイントです。
 欠点は暗いファインダーと高速シャッターがないこととシンクロスピードが遅いことですが、それには他に最近のAFカメラを持つなり初めから諦めるなりで対応すべきだと思います。

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